六代目:生活の困難

生活の困難についてです

徹夜で一番難しいひらがなを決めたい

こんにちは。こばると(https://twitter.com/428sk1_guardian)です。

突然ですが、ひらがなって難しくないですか?

Jeannebluemonheo - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=92551960による

奈良時代に用いられた万葉仮名の草書体を原型として生まれた表音文字であるひらがな。その曲線的構造は、楷書に近いカタカナ・漢字とは違った複雑さを持っています。多くの日本語学習者がこのつぶらなフォルムやられてしまうと言っても過言ではないでしょう。

japanese.stackexchange.com

japanese.stackexchange.com

今や日本語を母語とする国民も少子化の一途を辿っているなか、古き良き日本語の系譜を繋いでいくためには、こうした学習者が不安を感じずに日本語を楽しく学んでいこうと思える環境を作っていかなければなりません。

すなわち、一番難しいひらがなとは何なのか、それをいち早く特定し、可能な限り五十音の後ろの方に配置することで、ひらがな学習の障壁を取っつきやすいものにしていくことが令和の今、求められているのです。

ところがこのたび、この事実を友人たちに提起したところ、大変な論争を呼ぶ事態となってしまいました。

大の大人が3人やいのやいのと

この議論に一刻も早く明確な結論を出し、終止符を打つことができなければ、我々の日本語文化はいずれ消滅してしまうでしょう。この世界にとって非常に大きな損失を食い止めるため、われわれは何としても「一番難しいひらがな」を決める審査会を開かなければなりません。

やるぞ。今すぐ

深夜1時になに言い出してんのこいつ

こじつけのイーロン・マスク

審査員紹介

令和のひらがな界を背負って立つべく名乗りを上げた3名の審査員です。全員HNがひらがなということもあり、気合は十分です。

こばると(@428sk1_guardian)

最近まで「文字書き」をペン字の先生とかのことだと思っていた。

ういお(@meshmesh_tk69)

『文字禍』『文字渦』に引き続き『文字鍋』を執筆しようと目論んでいる。

たぎょう(@nei_145)

「世界唯一の左利き」を自称している。

審査ルール

今回審査対象となるのは、「あ」〜「ん」までの清音のうち、わ行の「ゐ」「ゑ」を除いた46音のひらがなです。審査は1文字ずつ、個別に絶対評価で行われます。

3人の審査員それぞれがまず、審査する文字を改めてお手本なしで大きく書き写します。

その際感じた「難しさ」を個人の基準で判断して、100点を満点として点数化。

3人×100点の合計300点満点の評価によって、全46文字のひらがなの難しさの序列が決定するというわけです。

M-1じゃん

全部書くんだ

書きます

俺たちの深夜を返してくれ

【あ行】「あ」「い」「う」「え」「お」

まずはトップバッター、「あ」です

忘れてたけどこいつら初っ端からヤバい刺客ぶち込んでくるんだよな

「あ」なんて最近ひらがなで書かないから特に意識してなかったけど、シンプルに強い

厳しい。これ最初から優勝候補来たかもしれない

助けてくれ アホの「あ」になる

2画目と3画目がどっちもキーになってるのが巧妙ですね 3画目の難しさは言わずもがなだけど、2画目も中心から少しずれないとバランスが取れない

エントリーNo.001「あ」審査結果

こばると:85点

ういお:81点

たぎょう:86点

合計:252点

まあ妥当な結果かな

 

じゃあ続いて「い」行きましょう

これは簡単めでしょ

とはいえやっぱりバランスには気を使うね

はい、こんな感じです

やっぱいかんせんシンプルだなあ

配置の方向にはトリッキーさがあるけど、まあ初心者でも書けはするよね

エントリーNo.002「い」審査結果

こばると:69点

ういお:63点

たぎょう:59点

合計:191点

若干点数に開きが出たね

まあこれは各審査員がよしとするポイントの個性もあるし、それぞれがどの辺りの点数を基準点と設定するかの違いでもあるでしょうね

M-1の玄人の分析?

 

どんどんいきましょう。続いては「う」です

大きいカーブが来ましたね

でもそこまでひねりは感じないな。まだ素直な感じ

これさ、1画目の方向に流派ないですか 僕はわりとタテに書きたい派

まあまあ、手ぬるいね

これまでの出場者の中では変化球が効いてるけど、まあ見切りやすいかな

M-1の審査員?

エントリーNo.003「う」審査結果

こばると:71点

ういお:56点

たぎょう:58点

合計:185点

まあぱっとしませんね

 

続いて「え」行きましょう

ぱっとしないとか言ったから第二形態に入ったぞこいつ

2画目のこの切り返し、やばい

一歩間違えると「之」になるなこれ

直線的なわりにポテンシャルが高い

シンプルにまとまりがちと言われる2画組だけど、2画の意地を感じさせるパフォーマンスでしたね

芸人の事務所みたいな話してる?

エントリーNo.004「え」審査結果

こばると:75点

ういお:89点

たぎょう:79点

合計:243点

いい健闘ぶりだったね

もうこの時点でやめたくなってる話する?

 

あ行最後、「お」に参ります

ヤ〜バ

2画目、長すぎる

やっぱ難しさの貫禄が違いますね

そうか?2画目の重さだけで生きてるでしょこいつ

2画目の後半のはらいでやっと全体像が見えてくるくせに、前半のくるっとなるところも確実にバランスに寄与してくるのずるすぎる

エントリーNo.005「お」審査結果

こばると:86点

ういお:82点

たぎょう:87点

合計:255点

おっ

「あ」を超えた?

あ行最強は「お」だったか

さようなら、あ

NHKも「あ」なんてデザインしてる場合じゃない。「デザインお」に改名させるべき

カスがよ

次行きま〜す

【か行】「か」「き」「く」「け」「こ」

か行トップバッターは言わずと知れた「か」です

ほう、これがあの「か」ですか、小賢しい

さっきから何目線なの

こうしてみるとバランスが案外難しいな ゲシュタルト崩壊を起こしやすい

3画目で右半分丸ごと使うぐらいのイメージだとうまくバランス取れるよこれ

1画1画はシンプルな特徴ながら、チームプレイの力を感じさせるバランスでしたね。この3画でよかったと当人たちは思えてるんじゃないかな

トリオ漫才師か何か?

エントリーNo.006「か」審査結果

こばると:78点

ういお:78点

たぎょう:67点

合計:223点

悪くはないんだけど、伸び悩んだねえ

まあグループのトップバッターはこんなもんよ

 

続いては「き」です

こいつ昔っからむかついてたんだよな 何こいつの顔

何の話?一体

わかる。絶対あいさつが適当な顔してる あと毎年夏には変な帽子を被る

何の話だって

ほらむかつくじゃん ドヤ顔だよこれ

確かにそうかもしれない 4画あるくせしてそこそこザコだし

3画目までが一つのパーツとしてまとまってるのであんまりバランスが崩れにくいんだよな。残念でした

エントリーNo.007「き」審査結果

こばると:74点

ういお:70点

たぎょう:72点

合計:216点

ザコが

出直してきてください

 

はい、続いては「く」です

ザコがよ

か行ってこんなのしかいないの?

なめてんのか なあおい

論外

直線的フォルムはやはり不利でしたかね 1画なりの工夫をもう少し見たかったところです

急に冷静になるの何?

エントリーNo.008「く」審査結果

こばると:55点

ういお:41点

たぎょう:49点

合計:145点

放送事故だよこんなもん

二度と来るな

 

続いては「け」

けっ

見たところそこまで複雑ではなさそう

まあ予想通り、こぢんまりとまとまっちゃったね

そうかな 基本的構成をしっかりと押さえてると思うけど

1画目に謙虚さが必要なのはハードル高い だかしかしタテヨコだけの印象が強いな

エントリーNo.009「け」審査結果

こばると:72点

ういお:69

たぎょう:60点

合計:201点

ポテンシャルは感じたんだけど、ぱっとしなかったね

 

か行ラストは「こ」です

さっき見たぞこいつ

「い」のパクリ?

とはいえ勝手が少し違いますね 僕は「い」より若干高くつけたい

そうか?むしろ書きやすくないか

1画目を少し斜めに下がるように書いた方がいいんだなこれ こばるとのを見て勉強になった

エントリーNo.010「こ」審査結果

こばると:70点

ういお:60点

たぎょう:60点

合計:190点

か行、なんかアベレージ低いね

むしろこれが「あ行」の位置にあるべきだと思えてきた

【さ行】「さ」「し」「す」「せ」「そ」

次はさ行の「さ」です

お前さあ

「き」時代に出直してこいって言ったけど、そういうことじゃないんだわ わかる?

垢抜けたなこいつ

イキってる感が増した これなら学生漫才見てた方がマシ

高校デビューして彼女もできてわりとうまくやってるけどどこかムカつくのは健在だし、こいつの友達の友達はタバコやってると思う

エントリーNo.011「さ」審査結果

こばると:73点

ういお:62点

たぎょう:65点

合計:200点

逆に大台

このあたりが中堅とザコの境目になりそうですね

 

続いては「し」です

帰っていいか?

どこかに絶対にこれの「続き」があるだろ。完成品を見せてくれ

これ書き方に流派ありませんか ぼくは普段まっすぐ下にはらうんだけど

はい。ザコです 自分をひらがなだと思い込んでいるただのパーツ

逆に、1画組のなかではいちばん初期に「カーブ」に気づいたイオニアとも言えるのではないか。挑戦には評価したいけどね

いかんせん左利きには存外書きやすいカーブなんだよな 僕は折り返す派だけど、最後脱力するタイプも悪くないね

エントリーNo.012「し」審査結果

こばると:57点

ういお:39点

たぎょう:53点

合計:149点

「く」より若干高いのか 最下位は免れたね

またの挑戦お待ちしています

 

続いては「す」です

来たぞ。さ行の真打

幼少期こいつと初めて向き合ったときの衝撃をいまだに覚えている

やっぱど真ん中に丸を持ってくるアイデアがすごいよね。大型新人

くるっと回るカーブはこれまでにもあったけど、360°回してきたのは斬新 今後の伸びに期待したいです

真ん中がマジで難しいわりに全体のバランスは整いやすいの、芯が通った人間って感じがするな オシャレで好かれやすい一面も持っている

何の話?

ひらがな界の柴千春

マジで何の話だって

エントリーNo.013「す」審査結果

こばると:83点

ういお:84点

たぎょう:81点

合計:248点

いいですね

こうでなくっちゃな

 

続いて「せ」行きましょう

うーん 貶すほどでもないが、褒めるところもない

「せ」がうまく書けなくて困ったことあんまないもんな

こうしてみるとうまく書くのには技術がいるけど、単に書くだけなら特に難しいところもないのがネックですね 爆発に欠ける

基本タテヨコだけだからなあ

単純な線の小ぢんまりとした組み合わせ。お前はその程度のひらがな

エントリーNo.014「せ」審査結果

こばると:77点

ういお:71点

たぎょう:66点

合計:214点

ちなみに「せ」は「世」の崩し字なので、1画目を長めに書いたうえで、中心に近い2画目の始点をかなり上の方から書き始めるとうまくバランスがとれます

図解

ライフハック

 

最後は「そ」です

うわっ 気持ち悪

切り返しが多すぎる お前本当に1画?

画数に関しては1画派と2画派があり、熟練者の間でも議論が分かれているとされる

どっちも書いてみました このひねくれかたは相当の問題児を感じる

なんだこいつ〜〜〜〜

ポテンシャルがありすぎる。何を考えてるか本当にわからないし、怖い

エントリーNo.015「そ」審査結果

こばると:84点

ういお:77点

たぎょう:89点

合計:250点

つっよ あの「す」を超えた

あ行ほどではないが、十分な波乱を感じたね さ行おそるべし

【た行】「た」「ち」「つ」「て」「と」

続いては「た行」です

始まりました。僕の時間

嬉しそうだね

まずはトップバッター、「た」

僕のものみたいな字ですね。本当に大好き

4画なのにこの素朴さ。本当に良い ずっと良い友達でいたい

パーツも構成も特に捻りなく、シンプルですよね 4画という画数の多さを考えるともっと伸びしろがある気はする

構成力もないのに画数に囚われているのはマチュアのミス基本からやり直すべきだと思いますね

厳しくない?

エントリーNo.016「た」審査結果

こばると:72点

ういお:74点

たぎょう:62点

合計:208点

そんで普通にたぎょうの点は低いんだね

そりゃ困ったことないからね

 

続いては「ち」です

あ〜 悪くない

この辺になると書けるには書けてもバランスが気になって書き直したくなったりしがち

こばるとのはやっぱり安定してるな 大人っぽい

こうして見比べるとひどい 僕のやつは小学生が書く「ちんこ」の「ち」になってる

2画目の期待を裏切る爆発力は確かですね 語りすぎない貫禄があります

ここのカーブが個人の裁量に委ねられるので個人差が大きいんだよな

それと実は1画目も意外とものを言う 長く書きすぎるとガキっぽい

エントリーNo.017「ち」審査結果

こばると:80点

ういお:72点

たぎょう:71点

合計:223点

とはいえ画数がネックかなあ これぐらいの点数に落ち着きましたね

でもザコではない

 

続いて「つ」です

こういうのをザコといいます

これも僕の一部みたいな字だな アイコンも実はそうだし

形が幼稚だよね。話にならない

「し」と比べても弱いな 返しを活かしきれてない感じがする

そうか?最後のはらいで甘えると間伸びするのでむしろ難しい気がしてたけど

右利きと左利きの違いかねえ

エントリーNo.018「つ」審査結果

こばると:56点

ういお:43点

たぎょう:57点

合計:156点

はい。次行きましょう

君がそういうならいいか

 

続いては「て」ですね

こいつも特に困った経験ないな

さっと書いて終わろう

うーん 個人差がつかないな

実際簡単 僕たちはあの「そ」を乗り越えているし

一ヶ所だけ尖って何かした気になっているが、かえって弾みがついて書きやすくなってるんだよな 未熟に尽きる

エントリーNo.019「て」審査結果

こばると:58点

ういお:41点

たぎょう:51点

合計:150点

もう特に言うことはないですね

 

た行ラストは「と」に参ります

久しぶりに素直なプレイスタイルできたな

難しすぎないが決して簡単でもない、ひらがならしいバランス

やっぱりしっかりしてますね 絶妙なアシンメトリーが効いていて、構成に勝負をかけてきたなという感じ

2画組の優等生だよね、しっかりしてる こいつは文系だけど普通にセンターの数学で満点とか取れる

何の話?

ストロングな形状だけど、よく言えば古典的というか、悪く言えば芸がないんだよな。飛び抜けているかというとそうではない

ひとり厳しいな

エントリーNo.020「と」審査結果

こばると:72点

ういお:63点

たぎょう:73点

合計:208点

こんなもんか〜 悪くないと思ったけど

でも正直た行って別に五十音で印象に残ったことないし、そんなものかもしれない

【な行】「な」「に」「ぬ」「ね」「の」

ではここから「な行」に参ります

始まった。

くるぞ、"奴"が

まずトップバッターは「な」ですね

「た」で見慣れた形のようでいて一癖あるぞこいつ

そう?わりと遊びはあるけど書きやすいと思うけどな

こうしてみても、アンバランスな構成に磨きがかかっていますね ループを取り入れた3画目、これまでのループ系と違い真下に入って真横に出てくるいわば270°スタイルには真新しさがある

離れたパーツが多いので、バランスを保つのが特に難しいんだよな ひらがな第五世代のトップバッターにふさわしい実力を感じる

お前ひらがなの行のこと「第〜世代」って呼んでる?

僕は意外とまとまりやすく、特に難しいイメージはなかったかな ただ、背はそんなに高くないけど顔立ちは整っている感じが出ていていいと思います

いきなり何?

たぶん女子だよね 「と」との相性がいいけど、特に恋愛感情はない

何の話だよ 何の

渋さと華のバランスがいい クラスにいたら多分ちょっと惚れるけど、こういう子に限ってさっさと地元で結婚してたりして同窓会で「あ、意外〜」ってなるタイプ

なんかお前さっきから違う審査してない?

エントリーNo.021「な」審査結果

こばると:78点

ういお:92点

たぎょう:76点

合計:246点

お〜

240点台に食い込んできたか 上々

 

続いて「に」です

見慣れた字だけど、まじまじ眺めるとけっこう不気味だな

「に」も多分お前のこと気味悪がってる

にってこんな難しかったっけ?普段どう書いてたかわからなくなってくる ゲシュタルト崩壊とはまた違った感覚

枠に収まったようでいて、余白が多い分バランスに非常に気を遣わせるところがある 見れば見るほどドツボにハマっていきますね

「こ」に1画足しただけでここまでバランスが難しくなるのかと感動した。「た」が目指していたのはこれだったのかもしれない

タテヨコの線ベースで3画という中では相当上位にくる難しさをしてるよね 助詞でよく登場するのにこの難しさをキープしてるのはすごいと思う

エントリーNo.022「に」審査結果

こばると:79点

ういお:81点

たぎょう:70点

合計:230点

全体の中ではぱっとしないけど記憶に残るプレイヤーだった

な行強いなやっぱり

 

続いて「ぬ」です

来た。優勝候補

何お前?マジで ムカつく

この見た目で音が「ぬ」なのもふざけてる

交差の多さ、2画目の曲線の大立ち回りも含めて堂々とした貫禄を見せてくれますね 構造の複雑さではぶっちぎりだと思います

2画とは思えないクオリティ。パーツは一つにまとまっていてゲシュタルト崩壊的な難しさこそないが、色々振り切った2画目はひらがな史に名を残しうる 明らかにあ〜た行とは格が違う

腹の立つ難しさ。1画目とも自分自身とも2回ずつ交差する2画目、意味不明すぎる 最後のくるんとかダメ押しだろ

エントリーNo.023「ぬ」審査結果

こばると:88点

ういお:93点

たぎょう:92点

合計:273点

初めてアベレージ90が出ました。さすがの意地を感じる

本当に、充分世界デビューできると思う イチローと大谷に並んでも遜色ない

大谷、イチロー、ぬ

 

伝説が吹き荒れたところで、続いては「ね」です

ね???

「ぬ」の直後がこれっておかしい 本物の「悪」を感じる

まだ書き終わるまでしばらくかかりそうなんで待ってください。えぐいぐらい書き直しが生じている

2画目おかしいだろ。早く逮捕してくれ

怪物「そ」、「ぬ」のエッセンスを取り入れたうえで、それらを1画にまとめあげる技量は賞賛しかできない 完成度の高さはトップと断言できる

何とも思わない1画目が、実は2画目の配置の難しさの伏線になっている仕様が本当に恐ろしいですね 絶望を与えるために来たような字です

左半分と右半分でめちゃくちゃ性格変わるのも終わってるし、漢字を書けるようになるとぴたっと書かなくなる字なところも小学生を殺すのが生きがいみたいで闇深い

そういえばこいつ「死ね」の「ね」だったな

エントリーNo.024「ね」審査結果

こばると:90点

ういお:92点

たぎょう:96点

合計:278点

あの「ぬ」のハードルを直後に超えるの、マジでヤバすぎる

近寄ってこないでほしい。往ね

 

な行ラストは「の」です

怪物のあとに来てるし正直弱いけど、口直しにはちょうどいいかもしれない

これもひらがなじゃなくてパーツだろ この画もう見たことあるぞ

厳しくない?

書いてみたら案外難しかった。1画組のなかではけっこうな強者じゃないかな

そうか?「ぬ」になろうとして失敗したひらがなだろこいつ

厳しくない?ねえ

僕は本人のために言ってる。憧れだけでこの舞台に立つのはやめた方がいい

なんなんだほんとに

こいつはどちらかというと湯婆婆のデカい赤ん坊だと思う 素朴なくせに手がつけられない

お前もなんなんだよ

普通に、1画のなかで「直線」→「かくっと」→「ふわっと」の流れを再現しないといけないのがきつい 右回りだから左利きに不利なのかもしれない

まあたしかに、1画組のなかでは経験値が高めで堅実な作りだよね 一方でやり込み要素も強いので、全体のなかでは中堅のイメージ

エントリーNo.025「の」審査結果

こばると:60点

ういお:68点

たぎょう:82点

合計:210点

けっこう妥当なところに落ち着きましたね

そろそろ折り返し地点過ぎたので張り切っていきましょう

【は行】「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」

前半終わって次、は行の「は」です

はあ 見慣れたやつですね

これも助詞で普段から使うひらがなだけど、改めて書くとなるとハードル高いな

上手くループを取り入れた構造。ひらがな第六世代のレベルの高さがうかがえる

一つ一つの構成には既視感をもたせつつ、油断できないポテンシャルを感じますね

淡白な難しさがあるんだよな 「け」とはバランスが結構違って、むしろ「に」に近いんだけど、きちんと最後のくるんを自分のものにしている

技量は確かなんだけど、もう少し目新しさが欲しいかもしれない

エントリーNo.026「は」審査結果

こばると:76点

ういお:83点

たぎょう:73点

合計:232点

混沌としたな行を抜けて、腹持ちのいい気持ちよさがあるよね

コンスタントにこなしつつ、自分の立ち位置を理解しているニュートラルな大人っぽさ たぶんこいつは法学部だと思います

何言ってんの?

もう次行こう

 

続いて「ひ」です

ひ〜

よく見るとヤバいなこいつ 完全にへそを曲げたフォルムをしている

底知れない努力を感じる。そこまでひねくれるには眠れない夜もあっただろ

これね、油断してると小学生が描くきわめて単純かつ卑猥なイラストの一部みたいな曲線になるので気をつけないといけない もうちょっと書き直すので待ってください

こうして見ると、アシンメトリーとシンプルさを併せ持ったうえで、それぞれのよさを両立させていることがわかりますね

思えばこれまでの人生で納得のいく「ひ」を書けた経験が数えるほどあったかも怪しいことに気づきました。古傷のようについて回る難しさがある

今までのテクニックに固執せず、自分で新機軸を生み出そうとする心意気は大好きです

しかもそれがある程度成功しているのが凄い。画数を増やすのではなく、この方向性を究めていってほしいですね

これまでの1画組の中でもオンリーワンかつおそらく最強。ただその強さの裏には「何者にもなれなかった」という悲哀があり、色々と同情してしまう

たぶん家庭環境はよくなかったと思います 自分がそうした悲哀の肥大化したモンスターに育ってしまったことも自覚していて、そんな自分を嫌っているけど、でも笑っている 愛おしいことに

ひとりだけ審査の方向性が違うんだよな

エントリーNo.027「ひ」審査結果

こばると:93点

ういお:85点

たぎょう:88点

合計:266点

つえ〜

でも本人にこの結果を伝えても、特に感動もなく、ただ悲しみをたたえた笑みを返すだけだという気もする どうか幸せに生きていてほしい

 

続いて「ふ」です

怖。なにこいつ

不敵すぎ

これも1画目つなげるかつなげないかで流派分かれるね つなげる人あんまり見ないけど

とにかく異質。ひらがな特有のゲシュタルト崩壊を起こしそうなタイプの難しさがこの「ふ」によって完成されてしまった

このつかみどころのない4画に、は行の重鎮たる風格がありますよね 気の抜けた「ふ」という音との絶妙なバランスもいい

パーツの多さと展開の読めなさに、諦めと妥協を強いさせる厳しさがあります 余白のバランスや交点の多さではなく、シンプルに1画1画の曲線と配置でこの難しさを実現している点を評価したいですね

エントリーNo.028「ふ」審査結果

こばると:95点

ういお:98点

たぎょう:84点

合計:277点

今までのどのひらがなとも違いすぎるよね

「な」が作り上げたひら造ひらがなの可能性がある。それかエイリアン

何?それは

 

とりあえず次行きましょうか。続いては「へ」です

へ〜。それがお前の"本気"なんだ?

舐められてんのかな 「く」の失敗から学んでないの?

ふざけるな。二度と来るな

同じ行に「は」「ひ」「ふ」がいてこの体たらくはなんなのか 呆れる他なかった

失敗する方が難しい、悪い方の安定感で人をおちょくっていますね 横書きの現代ではさらに難易度が落ちたといえるでしょう

ザコがよ

エントリーNo.029「へ」審査結果

こばると:53点

ういお:30点

たぎょう:54点

合計:137点

逆張りも度が過ぎてひとつも面白くなくなってる

調べたらこいつ「部」の「阝」の崩し字らしい どうしてだよ

 

は行ラストはお口直しに「ほ」です

ほう 悪くない

締めとしての仕事は果たしてると思うけど、どうなんだろうな

構成力が高い たぶん芸歴は長いと思いますね

一昔前の「け」に「は」の要素をプラスし、第五世代に特徴的なループを組み込んで印象付けている 見た目の密度や、4画目が上を突き出てはいけない点もハードルを上げていて上手いです

つかみどころはないし、コンパクトにまとめる構成には評価したいものがあるけど、とはいってもなあ 決め手に欠けますね

「は」に1画足されたことで余白が制限され、かえってバランスが取りやすくなってしまったのが残念でしたね レアケースだとは思いますが安易なアレンジに対する警鐘となるのではないでしょうか

エントリーNo.030「ほ」審査結果

こばると:74点

ういお:90点

たぎょう:68点

合計:232点

評価分かれましたね

「へ」で場が一旦荒れたからなあ

【ま行】「ま」「み」「む」「め」「も」

ま行トップバッターは「ま」です

あえて「ほ」の直後のここで出てくる?

丸パクリじゃん 恥を知れよ

フン…おもしれーじゃん

こんな二極化することある?

「ほ」の劣化版。それ以外に言うことはない

実力は低くないが、何がしたいのかわからない 先人の二番煎じばっかりして楽しいか?

そんなに言う?

僕も「ほ」の弱体化と思ってたけど、書いてみると案外「ほ」より難しい不思議があるね

全3画全てが構成に深く寄与してくるバランスの良さがある。「ほ」のエッセンスを煮詰めたひらがなと言うべきか

今回は僕も「ま」に軍配を上げたいですね 上側の空間に余白が増えたことで、バランスの難しさの点で先行例に磨きをかけていると言えるでしょう

エントリーNo.031「ま」審査結果

こばると:79点

ういお:74点

たぎょう:77点

合計:230点

他の二人が相当加点してるのにういお一人分の減点がデカすぎて間に合ってない この審査員制度の弊害

賞レースですぐ採点システムに文句つけるの、ミーハーの悪い癖だよ

「ま」は顔ファンも多いからな タチの悪い炎上に巻き込まれるのを覚悟しておいてほしい

 

続いては「み」です

面白いねえ君

造形がシンプルにかっこいいよね おしゃれなロゴみたい

これで音が「み」なのもいい

それ何回目?

これまでにない1画目がいい 唯一無二さで勝負しているが、きちんと全体としてのバランスがあり、挑戦的な仕上がりになっている

今までの上位と比べると構造はシンプルですが、バランスに重きを置いた堅実なプレイスタイルですね 好印象

ここへきて新しい構造を持ってきたのは面白いよね 1画目から2画目までの遷移を難しくするという発想にも驚かされる

エントリーNo.032「み」審査結果

こばると:87点

ういお:90点

たぎょう:87点

合計:264点

お〜 かなり高得点

ひらがなの可能性を見たね

 

では続いて「む」です

むむっ

黙れ

なんなんだよこの2画目 こいつが全ての原因

ループ型の構成に、中央に大きな余白を持ったバランス型の特徴も併せ持った強敵です 熟練には年月を要するテクニックタイプと言えます

180°ループに加え、直後に切り返しを要求する2画目がとにかく上手い。「み」をうまく発展させている

マジでこの2画目が解せない これがなかったら相当マシになってる

あとこの見た目で音が「む」とかいう良い感じなのも解せない

何回目だってそれ

エントリーNo.033「む」審査結果

こばると:89点

ういお:91

たぎょう:93点

合計:273点

やっぱたけ〜

本当にくるりんが邪魔 ひらがな界の大橋JCT

何なのそれは

 

続いては「め」です

遅かったな

俺たちはお前みたいなのをもう2人は見た

遅かった。これに尽きる

先駆者である「ぬ」「あ」は越えられないかな 芸風の限界を感じていい頃だと思います

「ぬ」の微劣化なので当然難しいのですが、こんなん出してくる魂胆が腹立たしいです ぬに謝ってほしい

エントリーNo.034「め」審査結果

こばると:84点

ういお:86点

たぎょう:83点

合計:253点

ボロカス言われたけど評価は妥当

でもSNSはざわつくと思う

 

ま行ラストは「も」です

「ほ」のパクリである「ま」をさらにパクるってこいつ神経どうなってんの 恥知らずがよ

「め」の件然り、第七世代はこんな奴らしかいないのか

語弊が過ぎる

言うほど近いか?これ

とにかくよくある構造。「ま」のさらなる劣化でしかない

よくツラ出せましたね

確かに「ま」には近いけど、1画目が「し」に近いようでいてそうではないところがミソで、ここに意外性がある

水平・垂直に伸びる直線的な部分を含むパーツばかりのようで、実はうまくバランスを取るためにはどの画も直線的ではいけないというのが罠ですね バランスの点でひとつ突き抜けた長所を作れたのではないでしょうか

エントリーNo.035「も」審査結果

こばると:82点

ういお:70点

たぎょう:79点

合計:231点

二度と来るな。次回から第七世代は出禁

語弊をやめろって

【や行】「や」「ゆ」「よ」

や行は「い段」「え段」にあたるエントリーがないので、計3文字が審査対象です

まずトップバッターは「や」

あ〜 いいですね

書いていて心地よい 中盤で経験値を貯めたからこそ安定して書ける気持ちよさ

独自性の高い形状で書き方にいくつか流派があるが、どの路線で行っても比較的気持ちよく書ける 特段難しいという印象はないが、よい好敵手のような手応え

それぞれのパーツがトリッキーな組み合わせですが、全体的にアンバランスな印象は薄いですね とはいえ見た目のスタイリッシュさ・躍動感も含めとても好印象です

何の話?

なんかこういう絵文字あるよね、赤いドレスで踊ってる女の人のやつ

だから何の話?

これです(参考画像)

ここに来て新しい構造を出してくる発想力は凄いですが、いまいち難度につながっていないのが惜しいですね 自分はこういうの好きです

エントリーNo.036「や」審査結果

こばると:81点

ういお:84点

たぎょう:63点

合計:228点

褒めてた割にたぎょうの点数がだいぶ低いな

難しいわけではないからね でも好きだよ

 

続いて「ゆ」です

これ地味に難しいぞ 何このカーブ

バランスもかなり微妙な難がある 「ゆ」とかいうかわいい音しやがるくせして凶悪

何回目なんだよそれ ちょっとわかるけど

シンプルでいて絶妙なカーブの丸みとバランスがハードルを上げていますね 微妙なアシンメトリーがこの難しさの肝と言える

相当な確率で1画目を書き終えた時点で詰んでいるんだが、我々は2画目を入れるまでそれに気がつけない なぜか?中心軸が最後に書き入れられる唯一無二のひらがなだから

なんなんだよ なあ おかしいだろ

そんなに?

何が正しいのかわからない。狂う

ほらみろ ついに大御所のういお御大が壊れちゃった

エントリーNo.037「ゆ」審査結果

こばると:82点

ういお:89点

たぎょう:90点

合計:261点

ゆ〜〜〜〜〜〜

ゆ……

 

や行最後は「よ」です

なんか見たことあるなこいつ

変わり果てた「ま」、もしくは「ほ」

ほらみろ、お前があんなに言うから

ざまあない

何があったの?「ま」との間に

1画目と全体の間のバランスに若干の初見殺しっぽさはあるけど、まあ新規性があるわけでもないのでアドリブで対応できるレベル それでも「ほ」よりは難しいかな

形も基本的ですし、アシンメトリーの割には最後のループの利かせ方でかなりバランスを調整できるので、まあ応用レベルかなといった感じですね

こいつはやる気なさそう 以上

何があったの?本当に

エントリーNo.038「よ」審査結果

こばると:73点

ういお:73点

たぎょう:71点

合計:217点

ざまあないね つくづく

何?

【ら行】「ら」「り」「る」「れ」「ろ」

終わりも近くなってまいりました、ら行トップバッターは「ら」です

やっと終われるよ

ここまでくるとコメントに困ってくる

ちょっと「ち」に似てるね

「み」などと対照的に、1画目から2画目までの筆運びがわかりやすく、バランスが崩れにくい字ですね 「ち」よりも簡単かも

まあ素直な子よね 特に言うこともない

全てが無難

エントリーNo.039「ら」審査結果

こばると:78点

ういお:72点

たぎょう:64点

合計:214点

はい、次行きましょう

 

続いては「り」です

活字と手書きで流派が分かれがちなやつ

実際1画で書くひとあんまり見ないね

シンプルだけど、カタカナの「リ」にしないための柔らかさを出すのに少し手こずる でも素直だね

2画目のカーブと全体の構成に「う」に通ずるアシンメトリーの精神を感じましたね 単純だけどそんなに悪くない

「い」よりさらに簡単。終盤にこういうのくると調子狂う

エントリーNo.040「り」審査結果

こばると:71点

ういお:52点

たぎょう:69点

合計:192点

ら行、しりとりではあれだけ鬼門なのに実はアベレージ低い?

そうかもしれない

 

続いて「る」です

見たことない形だ

改めて見るとそこそこ斬新

1画ながら気が抜けない形状と新規性は評価したいが、「そ」「ぬ」を倒してきた僕たちに死角はない 順番で損してるね

「そ」にループ構造を足したオリジナリティは良いんだけど、実は筆運びの方向にそんなに大きく変化がつかないのでむしろ簡単になってるんだよな もったいない

後半のループの締め方に実は肝があって、そこを加味すると「そ」と甲乙つけがたいかもしれない

エントリーNo.041「る」審査結果

こばると:83点

ういお:85点

たぎょう:81点

合計:249点

「る」でもこんなもんか

ら行、やっぱり順番で損してるって

 

続いて「れ」です

何?こいつ

出たな、「ね」の亡霊

たぶん兄弟で四天王の地位をそれぞれ占めているタイプの敵 ネタバレになるけどあともう一人いる

そいつは異母兄弟なので最初のメイン戦闘には参加してこないし四天王にも入ってないんだけど、後から本妻の子である「ね」「れ」との確執をもって三つ巴戦みたいになる

お前のその壮大な癖はなんなんだ

「ね」と比べると直線的なところにまだ救いがある感じがするかな 堅実な二番手といった雰囲気

このフォルムと後出しで「ね」に近いところまで達したのはすごいけど、ループを外したことでやはり簡単になってしまったね 惜しい

相変わらず2画目の情報量がすごい とはいえ「ね」ほどはキモくないし、全体的にカクついてるのが鼻筋通っててかっこいい

癖をやめろって

エントリーNo.042「れ」審査結果

こばると:87点

ういお:88点

たぎょう:86点

合計:261点

自分を飾ろうとし、その通りにする意志があるよね パワータイプの兄貴の「ね」とは違ってこいつは普通にモテる枠

本当になんなんだ

存在しないpixiv百科事典?

 

ら行最後は「ろ」です

あ〜〜〜

遅かった……

劣化「そ」ですね 特に言うことはない

「る」の下位互換です お疲れ様でした

ひどすぎる

擁護しておくと、「ジグ・ザグ・はらい」のシンプルで心地よいリズムの割に高いハードルは原型に立ち返るクラシックなスタイルとして評価できると思います

エントリーNo.043「ろ」審査結果

こばると:85点

ういお:73点

たぎょう:73点

合計:231点

これも順番のせいでだいぶ損しちゃってますね

なんでもかんでもネタ順のせいって言う芸人は大概モグリ

何の話?

【わ行+ん】「わ」「を」「ん」

わ行からは「あ段」「お段」のみのエントリーとなりましたので、ワイルドカード「ん」を加えて計3文字を審査対象とします

最後の行、トップバッターは「わ」です

出たな。意味不明三兄弟の最弱

この順番で出てきてなかったらもうちょっと期待できたんだけどな〜

ある程度強いけど、やはり「ね」「れ」には勝てないかな リベンジに期待

逆に「ね」「れ」よりシンプルにまとめてきたのは意外だけど、まあいつの時代の人?って感じ

僕は逆に「れ」より高くつけたいかな

2画目はあの「ろ」に似ていますが、1画目との位置関係を考慮しなければいけない点や、最後により勢いをつけて大きくはらわなければいけない点に緊張感が増しています

エントリーNo.044「わ」審査結果

こばると:88点

ういお:85点

たぎょう:75点

合計:248点

まあ妥当

 

いよいよ大詰め、続いては「を」です

ここにきて見たことないやつきた

異質すぎる

2画目の最後をどれだけ丸めるかに流派がありますね 僕は比較的まっすぐ派

見た目にビビるけど、いざ書いてみるとさほど崩れないな

恐いよね でも大人になっても書きまくるからどこかで慣れていく

こうして人は新鮮さを失っていくということの例

ループやはね・はらいなど目立つ飛び道具こそありませんが、パーツの位置関係と構成というシンプルな正統派で勝負してきましたね 「と」の化け物のようなグロテスクさもハードルを上げています

エントリーNo.045「を」審査結果

こばると:87点

ういお:83点

たぎょう:90点

合計:260点

最後ちょっとびっくりした

もうあと1文字だしさっさと終わろう

 

いよいよ大トリ、ワイルドカード「ん」です

最後こいつかよ

最後も最後で異質

「え」の一部。あとは特にないです

「え」の劣化に見えるが、全体のバランスが変化した 「あかさたなはまやらわ」のどれにも当てはまらない音も含め、異質すぎる

1画組の中では実は隠れた中堅の実力者 案外わけのわからない形をしているのがポイントですね

エントリーNo.046「ん」審査結果

こばると:77点

ういお:75点

たぎょう:78点

合計:230点

終わった…

終わったね

まだ終わってないよ

結果発表

今までの点数はすべてスプレッドシートに記録していたので、1位から46位までが全部瞬時にわかります

ド深夜にチャットと通話越しに何やってんだこいつ

暇なの?

ではトップオブザ難しいひらがなの前に、まずはワースト10(37〜46位)までを発表します

ネーミングがダサすぎる

それでも義務教育を終えたのか?お前

こちらです

「さ、り、い、こ、う、つ、て、し、く、へ」

まあカスですね 僕たちが手をかけるまでもない

こんなのは幼稚園でお遊戯の時間にでも書かせていればいいでしょう

では、いよいよトップ10、ならびにトップオブザ難しいひらがなの発表です

そのネーミングどうにかならない?

こちらです

「ね、ふ、む、ぬ、ひ、み、れ、ゆ、を、お」

ヤバい 難しすぎる

これはトップオブザ難しいひらがなだわ

「ね」とか小学校1年生に書かせるもんじゃない。漢字の「森」の方が遥かに簡単だもん

4年生あたりで初めて習う字と言われても信じると思う

以上をもちまして、ひらがな46字の中で最も難しいひらがなは「ね」に決定いたしました

よかった

これで終われる

ではこれをもとに、難しいひらがなを可能な限り後ろの方に配置した新しい五十音表の編成に参りましょう

まだ続くの???

寝させてくれ。明日授業なんだ

まとめ

まずは現状の五十音表を確認してみましょう

見慣れたやつ

これに今回判明した1〜46位までの順位を重ねてみると、このようになります

やっぱアンバランスだなあ

前から言われてた話だけど、あ行が初っ端にしては重すぎる

ちなみにそれぞれの得点を棒グラフで表すとこんな感じです

険しすぎ

こんな乱高下に小学生を付き合わせていてはいけない

というわけでまずは愚直に、順位が低い順に並べ替えて

きれい

「つ」→「う」とか「ほ」→「え」とか、一気にハードルが跳ね上がる瞬間があるな

で、これをそのままの順番で五十音表に書き込んでみるとこうなります

ヤバ

頂上に燦然と輝く「ね」の王者感たるや

「め お を」もかなりすき

難易度順に並べることに固執するあまり五十音の覚えやすさとか規則性とかその他すべてを犠牲にしすぎだろ

でもこれ子供ができた親御さんとか参考にしてほしい 子供が一番初めに書く名前ってひらがなだから、名前のひらがなが難しいばかりにグレる可能性がある

そんなことは、ない

確かに。名づけの失敗例で語られるのって漢字の難しさとか奇抜さばっかりで、ひらがなの難しさに着目したことなかった

感心することか?

たとえば「つくし こうへい」君とかは一番幸せだよね 簡単な名前に生んでもらって自己肯定感も高いと思う

誰なんだよ

他にも男の子のよくある名前は「りく」とか「しょう」とか「だいき」とか、この表の前半にあるひらがなが多い気がする

確かに。先人の知恵だ

逆に後半の難しいひらがなは女の子の名前に多そう 「ね」とか「み」とか「ゆ」とか

難しいひらがなばっかで構成された一番かわいそうな名前って何だろう

「みふね みゆ」さんだろ

「みふね みゆ」さん

三船美優さんはひらがなが難しいばかりにあんなに愁いを帯びているのか 新解釈だ

デレマスオタクに殴られるぞマジで

あと「まゆずみ ふゆこ」もだいぶ難しくてかわいそう

ひらがなが難しいばかりに自暴自棄になってオタクと心中する黛冬優子さん…

黙ってくれ

さて、指摘があったようにこの「へくしてつ」の五十音表はあまりに覚えづらいので、「同じ行・段のひらがなは同じタテヨコの行・列に並べる」という規則は守ることにしてみましょう

必然的に「ん」は一番最後に置くことになりますが、まあ仕方ありません

五十音に「仕方ない」とかないのよ

ということで、どの行・段に難しいひらがなが集中しているのかをわかりやすくするために、散布図を作ってみました

行ごとの難しさ分布

段ごとの難しさ分布

なんなんだよこのグラフ

世界一意味がわからない

簡単なひらがなが後の方に行くのは構わないので、とにかく難しいひらがなが前に来ることがないように、難しさの最大値が小さい行・段から順に並べてみます

このグラフに従うと、それぞれの行は「か・た・さ・あ・わ・ら・や・ま・は・な」の順番、段は「あ・お・い・う・え」の順番に簡単であることがわかります

この順番に五十音を並べ直すと

これが

こうなって

こうなる

これが最も理想的なひらがなの五十音表です

「こうなる」じゃないんだよ

寝させてくれ 切実に

「へ」が場違いすぎる

結論

いかがでしたか?

これからは「かこきくけ・かたさあわらやまはな」の時代ということで、ぜひ全国の親御さん・先生方は従来の五十音表を破り捨て、この五十音表を壁一面に貼り付けましょう!

おまけ1

おまけ2

おまけ3

𝐒𝐩𝐞𝐜𝐢𝐚𝐥 𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤𝐬 𝐭𝐨 𝐌𝐢𝐲𝐮 𝐌𝐈𝐅𝐔𝐍𝐄, 𝐅𝐮𝐲𝐮𝐤𝐨 𝐌𝐀𝐘𝐔𝐙𝐔𝐌𝐈, 𝐊𝐨𝐮𝐡𝐞𝐢 𝐓𝐒𝐔𝐊𝐔𝐒𝐇𝐈, 𝐚𝐧𝐝 𝐘𝐎𝐔