「少女歌劇レヴュースタァライト」で俳句を詠む
こんにちは。こばると(https://twitter.com/428sk1_guardian)です。
突然ですが皆さんは、「少女歌劇レヴュースタァライト」というアニメ作品をご存知でしょうか?
舞台と演技に魅了され、国内有数の演劇学校・聖翔音楽学園に99期生として入学した9人の「舞台少女」たち。彼女たちは永遠の主役たる存在「トップスタァ」を目指す「レヴューオーディション」で、歌い、踊り、舞台の中心を奪いながら、その情熱と存在とを戦わせ合う――そんな、叙事詩のような学園ミュージカルアニメです。
なにを言っているのかわからないと思いますが、本当です。とりあえずまだ劇場版は6ヶ月のロングランを経てもなお上映してるシアターがわずかに残っているので見に行ってください。アニメも12話見てください。総集編「ロンド・ロンド・ロンド」も見てください。僕はなにもわからないままオタクに連れられてこの順番で見せられましたが後悔はしていません。
本当に、見てきてください。今。今です今。
いいですか?
見てきましたか?
もういいですね。これだけ時間があったので見てこられたことかと思います。そもそもこんなタイトルの記事にアクセスする異常者はだいたいがスタァライト視聴済だと思うのでこれ以上の譲歩はいらないでしょう。もしも再三の注意を無視してこの先を読み進めたとして、本編を見ていなくてネタがわからないという苦情は受け付けません(若干のネタバレを含みます)。このノリで行きます。
はじめに
いわく、レヴューとはなんでしょうか。私は思うのです。私たちが互いの存在、人格と、表現とを対等に問い、交わし合う営み――それはもう、私たちにとってのレヴューであると。
みなさんも、あの舞台少女たちの自問を見て、かつて、自分もまたレヴューをしていた――そんな、存在しない身体の延伸的感覚を、幻肢痛のようなノスタルジーを、あのシーンに抱きはしませんでしたか。
私は、劇場で、スクリーンで、彼女たちのレヴューを見ながら、生きながら切り刻まれる思いをしていました。彼女たちは日々産み、生まれ変わり、表現する痛みを厭わない。だって彼女たちは舞台少女だから。舞台に生き、舞台に生かされているから。しかし私たちは、それを観る側に甘んじている。舞台を観にくるかを、選ぶことのできる存在です。
それは痛ましく甘い時間でした。観客としての私は、この作品を受け止め、咀嚼し、そしてまた日々に戻っていかなければなりません。しかし同時に、かつてレヴューに近しい営みをしていたはずの、表現者だった私が、何も産まずして彼女たちを眺めている私を責め立てるのです。今や痛みを知らぬお前が、この場にいるべきではないと。
キリンは、スクリーンは、問いました。
列車は必ず次の駅へ。
では舞台は?あなたたちは?
そうして彼女たちは舞台を選んだ。なぜなら彼女たちは、舞台少女だから。
そうして私たちはインターネットを選んだ。なぜなら私たちは、インターネットオタクだから。
インターネットオタクの面々
こばると(@428sk1_guardian)
口癖は「だからお前らは」「もうね、だめだよ」。
ういお(@meshmesh_tk69)
口癖は「巨大愛(ヒュージラヴ)」「虫を食え」。
たぎょう(@nei_145)
口癖は「恋」「ネパール南部」「殺人」「ゾウ」。
haxibami(@haxibami)
口癖は「おれ」「みなさん」「𝑳𝒐𝒗𝒆」。
〜某日〜
――Discordサーバー、「横浜市交通局」の一角。
男たちが話をしている。
えー、というわけで、スタァライトで俳句を詠む会をします
なんか始まった
完全に巻き込まれたけど何?俳句?
今回は提出された句を作者を隠して全員で品評します。作者人狼方式です
前回のカスのプレバトや連歌会と違って、今回ふざけた句を出すと僕だけでなく全員に袋叩きにされるので気をつけてください
連歌会はレヴューだろ
あんなオーディションがあってたまるか
お前らは既存のフォーマットのことを知りもしないですぐ枠組みそのものを壊したりおちょくったりすれば何かをした気になるみたいですが、そんなもんにキラめきはかけらもありません
知らねえよ 黙れ
俳句や僕のことを内心どれだけバカにしようと君たちの勝手ですが、舞台少女に捧げて恥じない句を作ってください
そうでないと僕はとうとうオタクとしても君たちを軽蔑します
人間として軽蔑されてるのはデフォルトなの?
人の心がないAIがなんか言ってる
あとスタァライトの文脈がなくても作品として鑑賞できるものにしろよ。「花柳香子さん」を俳句だと主張したら今度こそ引っ叩く
ギクッ
やっぱやる気だったのかよ
カスの連投を避けるために1人10句までを最大投句数とします
チッ
〜締切当日〜
えー、お集まりいただきありがとうございます
僕はえらいので締切前日に10句考えて投句しました
えらい。ギリギリまで練って、6句まではできたんですがそれ以上は断念しました
最初から君たち3人に巻き込まれただけなので僕は観客に徹します
僕は今日の午前中に総集編を観てその感動さなかに10句練り上げました
僕は総集編をとっくのとうに履修していたので君たちより倫理的優位にあります
同じく。存在の格が上です
今現在進行形で総集編見てるのでそろそろ人倫に追いつきます
なにこの限界集団
大場ななさんやべえ。この女、やばいです
それ見ながら句会できるのか?
スタァライト句会・開幕
ということで締め切ります。僕・ういおが10句、haxibamiが6句、合計26句からのスタートです
ここから、各句の作者を隠して「選句」と呼ばれるフェーズに入っていきます
26句のうち、最もキラめいた句に「特選」――
次点の句、4句までに「並選」――
並選までに残らなかったが、特筆すべきキラめきを見せた句には「予選」の称号が――
それぞれ与えられるでしょう
キリン気取りやめろ。オタクの悪い癖
要するに1番好きな句が特選、5位までが並選、コメントだけつけたい句が予選ってことね
その通り。4人の票を総合して、特選を2点、並選を1点、予選0点として点数をつけます
予選のコメントっていくつにでもつけていいの?全部につけようかな
いいけど自分の句には選も点数もつけられないからね。作者コメントとして受理されます
〜15分後〜
みんな終わった?
待って、いま総評書いてる
あと2句コメント書いたら終わる
そんなに書くことあったかこれ
にしても今は作者隠してるけど、前回のカスプレバトみたいに明らかにこいつだなってわかるおふざけがなかったね
というか全体的にちゃんとしてた。安心した
わかる
そろそろコメント公開して結果発表したいんだけど終わった?
終わりました
はい、では各句の点数を発表していきます
今回は3点句が2句、2点句が4句、1点句が9句ありました。ちょうどよく散らばりましたね
実際いいのがいっぱいあった
普通に迷った
じゃあそれぞれの句のコメントを見ながらみんなで講評していきましょう
3点句
まずは3点句ひとつめ
見えざりしものの形に朝の露
作者:こばると
【特選】haxibami
【並選】たぎょう
【予選】ういお
私の句ですね。露崎まひるさんのイメージを詠みました
嫉妬のレヴュー、「私には何もないの」のあたりですね
これはよかった。コメントにも書いたんですけど
【特選コメント】
露崎まひるさんへの†理解†を感じる
ァ句でありながら文脈依存性が低いのが良い
スタァライトのイメージに依存しすぎてないのがいいですね。普通に秋の朝露の情景として読んでも味がある
「スタァライトにまつわる俳句」を当然のように「ァ句」と呼ぶな。お褒めの言葉は嬉しいけど
ふざけてようが真面目だろうが、ない俳句用語を作らないと気が済まない集団
ものの形に朝露が光って見えるって情景だけど、朝露それ自体の「ものの形」にも焦点があたってますね。よい
オタクは両義性に弱い
ところでういおのコメントなんですけど
【予選コメント】
前景:葉っぱ(右側1/3) 中景:人物 後景:校舎 でどうでしょう
これはなに
エモかったので構図をイメージしてみました
またなんかデザインしようとしてるよこいつ
3点句ふたつめいきますね
作者:haxibami
【特選】たぎょう
【並選】ういお
【予選】こばると
これね、好き リフレインにやられた
オタク、リフレインの話しかしないんだよ コメントも
【並選コメント】
こういうリフレインに弱い
【予選コメント】
リフレインが面白い。きらびやかな「花」と「星」を同居させたうえで具体的な情景を書かないのは、あえての挑戦ととりたい。
馬鹿の一つ覚えみたいにリフレインリフレインって。僕もだけど
だいぶ響き中心で作ったので仕方ない
実際かなりの勝負を仕掛けたなぁと思ったんだよ。リフレインってそれだけでかなり音数持ってかれるし、残った「花」と「星」も雪月花でイメージが近いから下手すると互いに殺しかねない
好き嫌いは分かれる句だと思うけど、挑戦をたたえて予選にしました
2点句
次は2点句いきましょうか。4つもあるのでテンポよくいきます
燃やせ西日友も手紙も過ぎた日も
作者:ういお
【並選】たぎょう、haxibami
【予選】こばると
この勢いはういおっぽいね、言われてみると
これそこそこ好きだったな。素直で
【予選コメント】
西日に対する「燃やせ」が観念的で類想が気になるが、「友も手紙も過ぎた日も」の「も」の畳み掛けは力強い。
ご存じ劇場版のかれひかのアレです。燃やし尽くします
めちゃくちゃバカに聞こえてきた
作品は悪くないのに作者本人が軽すぎるんだ、君は
【作者コメント】
ふぁいあ
「ふぁいあ」じゃないんだよ
とんでもなくバカ
燃やされる前につぎいきます
流れたる星には星が眩しくて
作者:こばると
【並選】ういお、haxibami
【予選】たぎょう
イメージとしては大場ななさんの「届かなくて眩しい」のシーンですね。シリーズ全体のイメージを投影した句でもあるけど
エモかった
その5文字で片付けられるのが作者としては一番微妙だな。ありがたいけどさ
コメントもなんなのこれ
【並選コメント】
エモいと思います
世界を灰にするまで - 星見純那(CV:佐藤日向) & 神楽ひかり(CV:三森すずこ) & 愛城華恋(CV:小山百代)
haxibamiに至ってはただの布教でしょ
この曲のイメージが突発的に浮かんでしまって…
にしてもなんか言ってくれ、怖い。次いきます
本当は熟れてゆきたくないバナナ
作者:こばると
【特選】ういお
【予選】たぎょう
今度はあからさまに大場ななさんですね。今見るとわざとらしいな
言い訳をすると、この前にアニメ4話の神楽ひかりさんで「本当は見つけられたくない海月」って句を作ったんですよ。それを雑にアレンジしたらこんな感じになってしまった
そう?僕はなんか雰囲気で好きだなーと思ったけど
そうだろうね
【特選コメント】
単純なエモさだけで選びました
コメントもそんな感じだった
そんなんで特選にしていいの?
いいんだよ。俺がエモいと思ったんだから
ありがとう。次にいきます
発車ベル君はこぼれたトマトを手に
作者:ういお
【特選】こばると
あ、これ予選も含めて僕しか選んでないんだ。意外だなあ
そう?
これ僕けっこう好きなんですよ
【特選コメント】
「手に」で止めた句末に奥行きのある世界観が広がっており、シーンの切り取りも象徴的。上五「発車ベル」の切れもよく効いている。
時間・空間の広がりをうまく描いてるし、劇場版のシーンの中でも月並みだけど印象的なのを選んでる
あと、haxibamiの言ってた「文脈依存性が低い」のもいいところだと思う。これ、現実の鉄道の景色と思って読んでも、なんだかのどかでよくない?
確か、に…?
なんか、たまにみかんのカゴ背負った行商のおばあちゃんが乗ってくる路線っぽさがある
唐突な偏見がすごいけどわかる。エモい
これ、選べばよかったかもしれない
【作者コメント】
私たちはもう 舞台の上
ムカつくなこいつ やっぱ選ばなくてよかった
作者はともかく選んだ俺の悪口はやめろ
おい
1点句
お次は1点句ですね。ぽんぽんいきましょう
花守のために咲く花落つる花
作者:こばると
【並選】ういお
はい、ご存じふたかおの句ですね
劇場版の怨みのレヴューはもはや結婚披露宴、結婚披露宴と話題に
【並選コメント】
わがままハイウェイをわがハイと略すやつ、どう思う?
知りません
ところで「花守」ってなに。花守ゆみりさん?
違います。スタァライト関係ないだろ
「桜の花の手入れをしたり、花が落ちないよう見張りをしたりする人」らしいです。和歌の時代からある季語とのこと
雅
でもそう知って読むと文脈依存性は高いね
「花守のために」ってのが少々観念的だからね。仕方ない
次いきます
熱砂舞う少女は靴を脱ぎ先へ
作者:ういお
【並選】こばると
【予選】haxibami、たぎょう
でたこれ。ういおはこういうのうまいよね
【並選コメント】
助詞「は」「へ」の使い方が巧い。実景として読んでも、原作を踏まえて読んでも情景に広がりが見え、味がある。
強いて言えば熱砂に「舞う」とつけたのが若干ありきたりだけど、好意的に読めば直後の「少女」ともイメージが合っていて悪くない
オタクは両義性が大好き
黙れ。あと、haxibamiのコメントは何
【予選コメント】
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09BG34YPY/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
アクセスしてみて
なるほど、Blu-rayディスクのジャケ絵なのね。これは象徴的
通じてよかった
【作者コメント】
BDのジャケットを見てひっくり返りました
そうですか。次いきます
鉄桁の間愛だの光だの 落ち
作者:haxibami
【並選】ういお
【予選】たぎょう
これは意味わかんなかったんだよな。コメントも参考にならないし
【並選コメント】
𝑳𝒐𝒗𝒆
わけわからんよもう
𝑳𝒐𝒗𝒆だろ。ヒュージラヴ
黙っててくれ。ひょっとしてこの「鉄桁」は東京タワー?
はい
「愛」と「光」は、じゃああのふたりか
はい
もうそこまで本編観てないとわからない句にするならいっそ一般名詞でごまかすなよ
なにが「愛だの光だの」だ。きみのそういうとこ嫌いじゃないけど
申し訳ない
まあ何にせよ、評価されているのは確かなので否定はしません。次いきます
失はれたるものの数寒昴
作者:こばると
【並選】haxibami
【予選】ういお
これもね、よかった
【並選コメント】
スタァライトが闇属性の話ならこれを一番に選んでいたかもしれない
「流れたる星には星が眩しくて」と対になる句って感じがする。あっちは光属性の句
よくわからないけどありがとう。天堂真矢さん「誇りのレヴュー」のイメージの句です
えっ
えっ?なに
完全に11話・12話の神楽ひかりさんの「運命の舞台」の句だと思ってた
同じく
あーー、確かに。そう読めるしそう読んだ方が面白いですね
私の中では、天堂真矢さんって(神楽ひかりさんもだけど)凛とした冬の星のイメージなんですよ。それを詠もうとしたらこうなりました
かれひかへの巨大愛を感じたのに…
【予選コメント】
愛城華恋さんへの、ヒュージラヴ
何がヒュージラヴだ
意味わかんなくなってきたので次いきます
あやめ草夢語る背中を見ない
作者:ういお
【並選】こばると
ういおの句、基本的に型を守っていろいろやろうとしてくれたのがわかるから好きだな
【並選コメント】
取り合わせが秀逸。「見ない」と口語で言い切る語り手の抱えるものは。
「見ずに」とか、さっぱりまとめる手もあったと思うんだけど。「見ない」と言い切ると、そこには頑として相手の背中を見ないって決意がうかがえていいですね。これ誰のイメージ?
花柳香子さんシリーズの一句です
【作者コメント】
花柳香子さん・夏
シリーズで夏ってことは、春夏秋冬で4句作ったのかこいつ
はい
執着がヤバすぎる
さすが「花柳香子さん」を季語と主張した人間は違う。次に行きます
水中花透かす斜陽のまばゆさよ
作者:ういお
【並選】こばると
【予選】たぎょう
季語が「水中花」で、造花なんかを容器の水に浮かべて目で楽しむ夏の風物詩。よく調べたなーと思って選びました
【並選コメント】
視点の動きがダイナミックで、力強いが繊細な美しさを持っている。「よ」のかすかな詠嘆も効いている。
本当は「夕焼」とか「西日」にしたかったんですが、夏の季語がかぶりそうだったので「斜陽」にしました
えらい。あと、いま言ってて気づいたんですが、水中花ってガラス容器に浮かべるから「斜陽」は容器も水中花そのものも透かしてるんですね
水中花って「酒中花」っていう傍題もあって、それは酒の杯に花を浮かべるんですよ。そっちのイメージだったから、斜陽が後ろから差してるのかと思ったんだけど、このイメージもいいね
なんだか、強いお酒を飲んだみたい
褒めたこと後悔していい?
ちなみに大場ななさんの句でした。眩しいね
【作者コメント】
大場ななさんへの巨大な愛が空を覆う!
ヒュージラヴじゃないんだよ。ヒュージラヴじゃ
次いきます
月光もスポットも当たれ怖いから
作者:ういお
【並選】たぎょう
【予選】こばると、haxibami
またういおか
なんか不思議な世界観ですね
【予選コメント】
少々原作の文脈に寄り過ぎているが、舞台に立つ者の危ういアンビバレンスをよく表現している。
最後の「怖いから」って結び方に意外性があるよね。現代短歌っぽい
「スポット」って言い方がここじゃないと通じない気がしたな。普通言う?
慣用句で「スポットを当てる/が当たる」って普通に言うし、通じるんじゃないかな
確かに もうちょっと評価してもよかったかな
【作者コメント】
怖いよね 眩しすぎて
やっぱ取り消します
作品の続きをコメントに書いてる?
コメントで幻滅されるの何度目だよ
次いきます
紙の月紙の泉に水仙花
作者:ういお
【並選】こばると
完全にういお劇場
カスプレバトでも思ったけど、ういおの世界観は個人的に好き
【並選コメント】
「紙の月」paper moon というフレーズに若干手垢がついているという見方もあろうが、実景と虚景を同居させた世界観は面白い。「月」「水仙花」の季重なりを抑える効果も出ている。
紙の月って手垢ついたフレーズなの?
その前にそれはなに
カメラが貴重だった1900年代初頭のアメリカで、板に書かれたお月様の絵を背景に家族や恋人と写真を撮ることが流行ったんだって
幸せな思い出の記録・象徴としての意味があったらしくて、そういう幸福の記憶の中で可憐に咲く水仙花を詠みました
もちろん日本舞踊千華流十二代宗家・花柳彗仙を襲名された、花柳香子さんの句でございます
【作者コメント】
花柳香子さん・冬
御託がムカつくな。めっちゃ早口
ぐだぐだ言っててもしょうがないので次いきましょう。1点句、最後です
熱砂の楼崩してはまた来年と
作者:haxibami
【並選】たぎょう
【予選】ういお
字面はそれっぽいけど意味わかんなくて選べなかったやつだ。だが君が「熱砂」を詠んで、ういおがそれを選んでるってことは…
ご存じ、Blu-rayジャケットを踏まえた句でございます
オタクコミュニケーション
海岸の砂の城が毎年ちがう物語と共に建っていく、みたいなのを詠みたかったんですが、練りきれませんでした
砂の城が崩れて、次の城が建つまでの「間」を詠みたかったのね。だから夏の句なのに「来年」とか言ってたわけか
個人的にはいろいろ盛り込みすぎな気がするけど、やりたかったことはひとまずわかりました
僕は完全理解に至った
【予選コメント】
ワイルドスクリーン・バロック 終幕 ドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドじゃないんだよ。勝手に終わらせるな
まだ0点句の発表があるので待っててください
0点句
0点句はそのままコメントと一緒に発表します
背中にアクセルの音紅葉に轍
作者:ういお
【作者コメント】
花柳香子さん・秋
失ふも得るも一瞬冬の波
作者:こばると
【予選コメント】
手からこぼれ落ちていきそうですね
武装解除の天井低み死は来にけり
作者:haxibami
【予選コメント】
視点移動がいいと思います
「武装解除」が面白い。少々観念的か。
これ結局なんだったの
劇場版の皆殺しのレヴューのあたり
髪飾り今日ばかりは連理草と
作者:ういお
【作者コメント】
かわいいね
本堂にわれ急かし笑む仏の子
作者:haxibami
【予選コメント】
婚活をする花柳香子さん ゼクシィ本堂
コメントでネタツイをするな
「仏の子」ってなに?仏教的イメージのシーンとか出てきたっけ
西條クロディーヌさんです
フランスの「仏」かよ。わからんわ
凍星のひとつとならず星流る
作者:こばると
【予選コメント】
じゅんなななで、短編書かねぇか
作者:haxibami
【予選コメント】
ハヤカワSFコンテスト短編部門応募作品のタイトル
ついにういおですらも俳句としての鑑賞を諦めたぞ
「おれ」の時点で君だなってわかっちゃうんだよ
申し訳ない。
花守が見てゐる花の奥の星
作者:こばると
【予選コメント】
並選に入れたかったけど枠が少なすぎる
水仙や少女が腕を組むやうに
作者:こばると
【予選コメント】
わぁーっ、好き
落椿ステップの音が窓から
作者:ういお
【作者コメント】
花柳香子さん・春
全員に一本ずつのバナナかな
作者:こばると
【予選コメント】
またURLを貼るやつが出てきた。なにこれ
アクセスしてみて
なんでマルセル・モース貼ってるんだよ
最近大場ななさんがバナナ料理をみんなに配って回ることと『贈与論』に親和性を見出すようになった
意味がわからない。閉廷です
まって。まだ総評が残ってます
そういえば君ひとりだけ総評書いてたね あれ何書いたの
【総評】
花柳香子さん